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Windows 98/SE/ME編

Windows XP編

※注意 実行は各自の自己責任で!

メモリ設定のチューニング
バックグラウンドで実行されているプログラムを停止
ページングファイルのクリア<
視覚効果の解除
Lunaの解除
アプリケーションのプロセス優先順位の変更
起動プロセスの最適化
CPU割り当て時間の変更


【 メモリ設定のチューニング 】
Windows XPはWin9X系と比較して堅牢なメモリ管理をおこなっていますが、メモリ周りの設定をおこなうことで、システム全体のパフォーマンスを向上させることができます。この設定はXPのシステムを仮想メモリではなく物理メモリに置く設定とファイルキャッシュサイズの最適化の2段階でおこないます。

システムを物理メモリに置く設定
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力して「OK」をクリックしてレジストリエディタを起動させる。次に左側のウインドウ画面で「HKEY_LOCAL_MACHIN」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「Session Manager」→「Memory Management」のフォルダを開いて「DisablePagingExecutive」のファイルを探す。(無い場合は、右側のウインドウの空白部分をクリックして「新規」→「DWORD値」で作成されたファイルの名前を「DisablePagingExecutive」に変更する。) 「DisablePagingExecutive」のファイルをダブルクリックして「16進」にチェックを入れから「値のデータ」に半角で1を入力する。

更に、同じフォルダ内にある「IOPagelockLimit」のファイルをダブルクリック(無い場合は前述を参照して作成する。)して「10進」にチェックを入れてから「値のデータ」を下記表を参考に数値を半角で入力する。

IOPagelockLimit に関する設定
搭載メモリ容量 「値のデータ」に入力する数値

64〜96MB

12288

96〜128MB

16384

128〜256MB

32768

256MB〜

65536

ファイルキャッシュサイズの最適化
「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」→「詳細設定」→「パフォーマンス」→「設定」→「詳細設定」→「メモリ使用量」で「システムキャッシュ」にチェックを入れて、「OK」→「OK」とクリックして再起動する。


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【 バックグラウンドで実行されているプログラムを停止 】
WindowsXPでは様々なプログラムがバックグラウンドで作動しています。大部分のプログラムは必要不可欠なプログラムですが、環境によっては不要なプログラムもあります。これらのプログラムを停止させることでシステムのパフォーマンスの向上につながります。

「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で「msconfig」と入力して「OK」をクリックしてシステム構成ユーティリティを起動させる。次に「サービス」のタブを選択して不要なプログラム(サービス)のチェックを外してから「OK」→「再起動」をクリックする。

環境によっては停止可能なプログラム(サービス)
プログラム名(サービス) 概要
Application Layer Gateway Service 「インターネット接続の共有」と「インターネット接続ファイアウォール」用のプロトコルプラグインを使用できるようにする。この機能を利用しないなら停止可。
Automatic Updates 「Windows Update」経由でモジュールのダウンロード、インストールをおこなう。手動でアップデートする場合は停止可。
Background Intelligent Transfer Service データ転送の際にアイドル状態のネットワーク帯域幅を使用できるようにする。
ClipBook 「クリップブック」でクリップボード内の情報をリモートコンピュータと共有する。
Computer Browser ネットワーク上のコンピュータを検索して最新情報を取得する。
DNS Client DNS名の解決およびそのキャッシングをおこなう。ドメインネットワークに接続されたパソコンでは停止不可。
Error Reporting Service 標準ではない環境で実行しているサービスやアプリケーションによるエラー報告をおこなう。
IMAPI CD-Burning COM Service CD-R/RWメディアへの書き込み機能を管理する。
Indexing Service ファイル/フォルダにインデックスを付けて検索を高速化する。この機能を利用しないなら停止可。
Infrared Monitor 赤外線デバイスを使用できるようにする。この機能を利用しないなら停止可。
Internet Connection Firewall(ICF)/Internet Connection Sharing(ICS) 「インターネット接続ファイアウォール」、「インターネット接続の共有」機能を利用する際にネットワークアドレス変換、アドレス指定、アタック防止などのサービスを提供する。
IPSEC Service IPセキュリティポリシーなどを管理する。LANに接続していない場合は停止可。
Messenger ネットワーク経由で警告メッセージを送信する。「Windowsメッセンジャー」とは関係なし。
Net Logon ドメイン内のコンピュータでログオンイベントの認証をサポート。
NetMeeting Remote Desktop Sharing 「リモートデスクトップ」や「リモートアシスタンス」機能を使用しない場合は停止可。
Network DDE 異なるコンピュータ上でアプリケーションのデータを共有できるようにする。
Network DDE DSDM ネットワーク共有を管理する。
Performance Logs and Alerts パフォーマンスに関するデータを収集し、ログに書き込んだり警告したりする。
Print Spooler 印刷する際にファイルを一時的にメモリなどに貯えてから印刷する機能。プリンタを使用しない場合は停止可。
QoS RAVP QoS(クオリティ オブ サービス)対応プログラムなどにネットワークシグナル/ローカルトラフィック制御を提供する。
Remote Access Auto Connection Manager プログラムによるリモートDNS、NetBIOS名、NetBIOSアドレスの参照を受けてリモートネットワークへ接続する。
Remote Access Connection Manager ネットワーク接続を管理する。
Remote Desktop Help Session Manager 「リモートアシスタンス」を管理する。この機能を利用しないなら停止可。
Routing and Remote Access LAN環境などにおいてルーティングサービスを提供する。
Server ネットワークでファイル/フォルダ、プリンタなどを共有する。
System Restore Service 「システムの復元」を実行する際に必要なサービス。
TCP/IP NetBIOS Helper NetBIOS over TCP/IPサービスなどの機能を有効にする。
Telephony テレフォニーデバイスとIPベースの音声通信を管理する。
Upload Manager ネットワーク上のクライアントとサーバー間におけるファイルの同期/非同期を管理する。
Windows Image Acquisition(WIA) スキャナやデジカメから画像データを取得する機能を管理する。
Windows Time ネットワーク上の時刻サーバーと日付および時刻の同期をおこなう際に使用する。
Wireless Zero Configuration ワイヤレスLAN機能を自動構成する。ワイヤレスLANを使用しない場合は停止可。
Workstation リモートサーバーへのクライアントネットワークの接続を作成する。
※環境によっては存在しない場合があります。

停止しても大きな影響が無いと考えられるプログラム(サービス)
プログラム名(サービス) 概要
Distribute Link Tracking Client ドメインネットワーク内やコンピュータ内のNTFSボリューム間のリンクを管理する。
Help and Support 「ヘルプとサポートサンター」を有効にする。
Human Interface Device Access キーボードなどに装備されているアプリケーションボタンを有効にする。
Smart Card スマートカードによる認証などを管理する。
Smart Card Helper Plug and Playに対応してないスマートカード機器をサポートする。
SSDP Discovery Service ユニバーサル プラグアンドプレイ機器の検出を有効にする。
Terminal Services 「ターミナルサービス」を管理する。
Themes デスクトップテーマを管理する。
Uninterruptible Power Supply 無停電電源装置(UPS)を管理する。
Universal Plug and Play Device Host ユニバーサル プラグアンドプレイ対応デバイスにホスト機能を提供する。
※環境によっては存在しない場合があります。


デル株式会社

【 ページングファイルのクリア 】
長期間PCを使用していると、ページングファイルが徐々に断片化していくので本来のパフォーマンスが発揮できなくなります。しかも、ページングファイルはデフラグを実行しても断片化は解消されません。そこで、クリアする方法を紹介します。

設定方法
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力して「OK」をクリックしてレジストリエディタを起動させる。次に左側のウインドウ画面で「HKEY_LOCAL_MACHIN」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「Session Manager」→「Memory Management」のフォルダを開いて「ClearPageFileAtShutdown」のファイルを探す。(無い場合は、右側のウインドウの空白部分をクリックして「新規」→「DWORD値」で作成されたファイルの名前を「ClearPageFileAtShutdown」に変更する。) 「ClearPageFileAtShutdown」のファイルをダブルクリックして「16進」にチェックを入れてから「値のデータ」に半角で1を入力する。これで、シャットダウン時にページングファイルがクリアされるようになります。


【 視覚効果の解除 】
Windows XP には、色づかいがカラフルでアニメーションなどの様々な視覚効果が採用されていますが、これらの効果はシステムに多大な負荷を掛け、XPを重いOSにしている一因でもあります。これらを無効にすることでパフォーマンスを向上させることができます。

設定方法
「マイコンピュータ」のアイコンを右クリック→「プロパティ」→「システムのプロパティ」→「詳細設定」→「設定」→「パフォーマンス オプション」→「視覚効果」タブをクリック。「パフォーマンス優先」→「適用」→「OK」をクリック。
(「カスタム」にチェックを入れると、使いたい効果を残すことができます。)


【 Lunaの解除 】
Windows XPには新たなGUIとして、ウィンドウやメニューの動作をアニメーション表示させる Luna と呼ばれるインターフェイス採用されていますが、こちらも視覚効果同様にシステムに負荷を掛けています。Lunaを無効にすることでパフォーマンスを向上させることができます。

設定方法
デスクトップを右クリックして「プロパティ」→「テーマ」で「Windows クラシック」を選択して「OK」をクリック。次に「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で "services.msc" と半角で入力して「OK」→「Themes サービス」をダブルクリック。スタートアップの種類を「無効」に設定し、「停止」→「OK」をクリック。


【 アプリケーションのプロセス優先順位の変更 】
Windows XPでは実行中のアプリケーションに対して6段階の優先度を指定することができ、優先度を上げることで処理が優先され高速になります。

設定方法
実行したいアプリケーションのショートカットを右クリックして「プロパティ」でリンク先に優先度を指定するオプションスイッチとコマンドを入力後、「OK」をクリック。

入力するコマンドの書式
cmd□/c□start□""□[優先度の指定]□/D[実行ファイルのあるフォルダのフルパス名]□[実行ファイルのフルパス名]
※□は半角スペース

優先度を指定するオプションスイッチ
 /LOW 優先度「低」でアプリケーションを起動させる。
 /BELOWNORMAL 優先度「通常以下」でアプリケーションを起動させる。
 /NORMAL 優先度「通常」でアプリケーションを起動させる。
 /ABOVENORMAL 優先度「通常以上」でアプリケーションを起動させる。
 /HIGH 優先度「高」でアプリケーションを起動させる。
 /REALTIME 優先度「リアルタイム」でアプリケーションを起動させる。通常は使用しない方が良い。


【 起動プロセスの最適化 】
Windows XPは、Pentium III 600MHzのPCでは約30秒で起動する目標を元に開発されていますが、Microsoftから提供されている Bootvis というユーティリティを使うことで起動プロセスの最適化をおこない、起動時間の短縮をはかることができます。

設定方法
マイクロソフトのサイトから "BootVis-Tool.exe (自己解凍ファイル)" をダウンロードして展開したあと、Bootvis.exe を実行して「Trace」→「Next Boot」で再起動後に、「Trace」→「Optimize System」をクリックすると最適化されます。


マウスコンピューター/G-Tune


【 CPU割り当て時間の変更 】
Windows系OSはマルチタスクOSと呼ばれていますが、実際にはCPUは同時に一つのタスク(アプリケーション)しか実行できないので、複数のタスクを一定の間隔で切り替えながら処理するプリエンプティブ・マルチタスクと呼ばれる方法を採用しています。この切り替える間隔を変更することで、体感速度を向上させることができます。

設定方法
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力して「OK」をクリックしてレジストリエディタを起動させる。次に左側のウインドウ画面で「HKEY_LOCAL_MACHIN」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「PriorityControl」のフォルダを開いて「Win32PrioritySeparation」のファイルを探す。(無い場合は、右側のウインドウの空白部分をクリックして「新規」→「DWORD値」で作成されたファイルの名前を「Win32PrioritySeparation」に変更する。) 「Win32PrioritySeparation」のファイルをダブルクリックして「10進」、「16進」のいずれかにチェックを入れてから「値のデータ」に半角で数値を入力する。
※入力する数値は「10進」、「16進」にあった値を入れる。

数値は2桁ずつセットになっていて、上から
スレッド切り替え間隔−占有時間の可変−CPU 占有時間比率
の順番で並んでいる。(2進数)

例) 10 01 00 (2進数) は、 10進数 ・・・ 20、 16進数 ・・・ 14 となる。
 Win付属の関数電卓を使うと便利。

数値の意味
スレッド切り替え間隔 00 (デフォルト)
01 (長い)
10 (短い)
占有時間の可変 00 (デフォルト)
01 (可変  Professional/Home のデフォルト)
10 (固定  Server のデフォルト)
CPU 占有時間比率 00 (フォアグラウンド:バックグラウンド=1:1)
01 (フォアグラウンド:バックグラウンド=2:1)
10 (フォアグラウンド:バックグラウンド=3:1)


パソコン工房


 

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